新型インフルエンザの流行が大都市を中心に続いています。
<10月16日>
10月5日〜11日の1週間に全国約5000カ所の定点医療機関を受診したインフルエンザ患者の報告数が1施設当たり12.92人になりました(厚生労働省の発表)。前週(9月28日〜10月4日)の6.40人から倍増。
推計患者数は64万人(大半が新型インフルエンザとみられています)
都道府県別では
北海道の38.96人
愛知県23.52人
福岡県23.48人
大都圏を中心とする報告が依然多いようです。
年齢別では推計患者64万人のうち
5〜9歳が16万人(前週7万人)
10〜14歳が23万人(同11万人)
と中学生以下の増加が目立っており、7月からの患者数は累計で234万人に。
厚生労働省は「さらに本格的な流行が続いていくと考えられる」と警戒をうながしています
また、新型インフルエンザワクチンについての意見交換会が開かれ、出席した専門家らは、国産ワクチンの接種回数を原則1回とする方針で合意しています。同省は長妻昭厚労相に報告し、近く最終決定をする見込み。
1回の接種で十分な免疫が得られたとの中間報告を公表(国立病院機構での国産ワクチンの臨床試験による)。
専門家らはこれまでの2回接種の方針を改め、輸入ワクチンを打つとされていた中学・高校生らにも、国産ワクチンが割り当てられる可能性が出てきたようです。
専門家らの合意によると、1回接種となるのは
☆医療従事者
☆1歳未満の乳児の保護者
☆妊婦
☆中学・高校生
☆高齢者
☆持病のある人も基本的に1回接種ですが、白血病やエイズウイルス(HIV)感染などで免疫状態が悪化している人は、医師の判断で2回接種もできるようです。
☆1歳以上小学6年までの子どもは1回接種では効果が足りない可能性があり、原則的に2回接種。(・・・ 10/16 21:45時事通信社)
新型インフルエンザの流行拡大で、修学旅行や体育・文化祭など秋の学校行事が中止や延期になっているようです。
挙行するかどうかの判断は難しいところだと思いますが、行事を開催した後、結果的に感染が拡大したケースがあるのは、否めないですね
(たとえば近畿大学付属和歌山中学・高校(和歌山市、生徒数1704人)では200人だった欠席者が開催2日後には500人近くに拡大したといいます)
<<それでは、この1か月のニュースを遡ってざっと振り返ってみます(日時は直近⇒過去に振り返っています)>>・・・・・・・・・・
<10月14日>
新型インフルエンザに感染した兵庫県の8歳の女児と愛知県の16歳の男子高校生が14日、亡くなられました。
国内で新型インフルエンザに感染して死亡したのは、疑い例を含めて計26人。
<10月7日>
9月27日〜10月3日の1週間に休校や学級閉鎖になった保育所や学校などは全国で3403か所で、前週の2倍以上(労厚省のまとめ)になる。
特に小・中学校で感染が広がっていて、厚労省は今後もさらに流行が進むと予測(・・・ 10/7 21:15 日テレNEWS) したのが10月7日のこと
9月14〜20日の発生件数は4105件
9月21〜27日は3053件
9月28日〜10月4日には、前週の1.78倍に当たる5428件
新型インフルエンザに感染受診した人は、推計で約33万人(国立感染症研究所のまとめ)
また、6日までの1週間に入院した患者数は198人で、このうち70人には基礎疾患(持病)がありました。 (・・・10/7 19:22 時事通信社 19:44 読売新聞社 21:15 日テレNEWS)
<10月9日>
この期間の全国約5000カ所の定点医療機関からのインフルエンザ患者報告数は1施設当たり6.40人で、前週(9月21〜27日)の4.25から大幅増
定点医療機関の受診者は、大型連休があった前週にいったん減少したが、再び増加に転じた。都道府県別では
北海道⇒1施設当たり16.99人
福岡⇒同13.41人
沖縄⇒同10.47人
愛知⇒同10.39人 の4道県で、
1カ月以内に大流行が起こる可能性があるとされる「注意報レベル」の10を超えました・・・ (10/9 13:37 毎日新聞社)
5歳から14歳が半数以上を占め、子供の感染が拡大しています
・・・(10/9 21:32 日テレNEWS24)
大型連休の影響などで減少していた前週(1653施設)の約2倍となる。
いずれも新型インフルエンザによるものと見られ、厚労省は「確実に感染は広がっている」と話しています
<10月7日>
新型インフルエンザに感染した札幌市内に住む10代の女性から、治療薬タミフルに耐性を持つウイルスを検出されました(厚生労働省と札幌市が7日に発表)
耐性ウイルスは国内では8例目の検出でしたが、タミフルを服用していない患者さんからの検出は国内では初めて。人から人に感染する耐性ウイルスの可能性もあるといわれています。
女性は8月に発症⇒治療薬リレンザを投与⇒回復
今月6日に国立感染症研究所の調査でタミフル耐性ウイルスと判明。厚労省は「今後、周辺に感染の広がりがあるか注視する必要がある」
(・・・10/8 1:22 読売新聞) と話していました
<10月6日>
溶連菌感染症で4日に死亡した市内の40代女性が新型インフルエンザに感染していたことが判明(堺市が発表)。
高血圧症の基礎疾患があり、直接の死因は溶連菌感染症による多臓器不全。新型インフルエンザとの因果関係は不明(堺市市保健所医療対策課による)
新型インフルによる死者は疑い例も含め、21人目
(・・・10/6 20:43 時事通信社)
海外から輸入する4950万人分の新型インフルエンザ用ワクチンについて、欧州の製薬大手2社と総額1126億円で購入契約を締結(厚生労働省10月6日発表)
契約先はグラクソ・スミスクライン社(英)とノバルティス社(スイス)。
両社のワクチンは、高校生と65歳以上の高齢者への接種が当初予定されていました。 (・・・ 10/6 19:31 時事通信社)
<9月18日>
新型インフルエンザに感染して死亡した横浜市の小学6年の男子児童(12)がタミフルなどの治療薬を投与されていなかったことから、厚生労働省は9月18日、感染疑いのある患者さんについては、感染が確定していなくても医師の判断でタミフル等の治療薬を投与できることを改めて周知する通知を都道府県などに出すように決定しました
12歳の男子児童は2日午前、高熱が出る⇒医療機関を受診、簡易検査へ⇒陰性なのでこの医療機関ではタミフルなどの投与を受けず、翌日に容体悪化により入院。(・・・9/18 20:10 読売新聞社)
これをうけ、5歳男児は新型インフルエンザ確認前にタミフルの投与されていましたが、かいなく亡くなられています。
<9月19日>
ワクチン接種の優先順位を議論する厚生労働省の意見交換会で大筋で合意した翌日(9月19日)に
新型インフルエンザワクチンを優先接種する9種類の病気を公表しています(厚生労働省)。
(持病がある人約900万人を、医療従事者に次ぐ2番目の優先対象とされていましたが、病名がはっきりしていませんでした。)
<<9種類の内訳>>
〈1〉慢性呼吸器疾患(ぜんそくなど)
〈2〉慢性心疾患
〈3〉慢性腎疾患(透析患者も)
〈4〉肝硬変
〈5〉神経疾患・神経筋疾患(多発性硬化症など)
〈6〉血液疾患(急性白血病など)
〈7〉糖尿病
〈8〉がんなどで免疫が抑制された状態
〈9〉小児の疾患(重症心身障害も含む)。
それぞれの病気の中で、季節性インフルエンザを発症すると重症化しやすい患者さんを、特に優先。〈1〉の場合、「ぜんそく患者や肺気腫などで継続して治療を受けている人」になるようです
季節性ワクチンとの同時接種は
国産の新型ワクチンに限って認められました。(通院回数を減らせることから)
安全性を確認できていない輸入ワクチンについては、19日現在判断は見合わせています」。(・・・9月19日 11:13 読売新聞社)
近畿大学付属和歌山中学・高校(和歌山市、生徒数1704人)が9月13日、新型インフルエンザ患者とみられる生徒も含め欠席者が200人いたにもかかわらず、体育祭を実施していたことが判明。欠席者は15日に489人にのぼり学校閉鎖。
「8月下旬に患者が発生して以来、対策は講じてきた。生徒たちが懸命に準備してきた体育祭を、当日朝になって中止することはできなかった。判断は難しかった」(・・・9/18 12:38 毎日新聞社)と話されていたようです。
2日後欠席者が500人近くに増えたようです。

<9月18日>
新型インフルエンザの感染者報告数
9月13日までの1週間では1万5382人となり、前週(9/12〜9/16の1万2515人)より23%増加
(国立感染症研究所(感染研)の調べで全国約5千カ所の定点医療機関から報告された数字)
感染研では全国の新たな感染者を約18万人と推計。増加はこの時点で10週連続。過去2週は4%程度の微増だったが、都市圏を中心に再び増加。
☆感染者の5割が10代で、夏休みが終わって学校が再開された影響とみられています
一方、ワクチン接種の優先順位を議論する厚生労働省の意見交換会があり、「慢性呼吸器疾患」など9種類の持病を優先することで大筋合意したのも9月18日のこと。
優先される持病は
☆慢性呼吸器疾患
☆慢性心疾患
☆慢性腎疾患
☆肝硬変
☆神経疾患・神経筋疾患
☆血液疾患
☆糖尿病
☆疾患や治療に伴う免疫抑制状態
☆子供の疾患
ワクチン接種をする際に現場の医師が参考にする「ガイドライン」として位置付けられる見込です。
医療現場が混乱状態になっていることから、
症状が出ていないか(家族に感染者がおられる人)、または治まった状態での外来診療を控えるように政府は要求されています。いよいよ感染しないことが難しくなって来た今日このごろですね
アメリカ国内では新型インフルエンザによる18歳未満の死者が86人と急増(米疾病対策センター(CDC))している様子です
またワクチンを接種することにより予防接種を受けられた方々の行動範囲も広がる事も出てくるかもしれませんね。
私たちのようにワクチンを接種できない人達などにとってはますます感染しないことが難しくなって来るものと思われます

(なかには病院に行けない方もおられるでしょう

・・・)
ひたすら手洗い・うがいを励行するしかないですね
子供たちの重症化への注意もしっかりして行きたいですね。
ではまた
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